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産業考古学会は産業遺産(産業に関わる建築・土木・機械類など)に基づいて、それらに携わった人びとや技術文化を実証的に調査・研究する学会です。

TEL. 03-3835-2476

〒113-0034 東京都文京区湯島1-12-5 小安ビル6階 プラス・ワン気付

概要・沿革CONCEPT

産業考古学会概要

 産業考古学会は、産業遺産(産業遺跡、技術記念物など)に基づいて、技術文化を実証的に調査・研究する学会であります。産業遺産を重要な文化遺産として保存するための研究・評価活動も同時に行っています。研究対象とする時代は限定していませんが、近世以降、とくに幕末・明治時代以降の近代に重点が置かれています。
 産業遺産は人間が築いてきた過去の生産活動の痕跡を具体的に示し、同時に未来の産業発展に多くの示唆と展望を与えてくれます。その意味から、過去を照らし現在を見つめ未来のために、貴重な価値をもつ産業遺産を文化遺産の一つとして保存し、後世に伝えていく必要があります。
 1945(昭和20)年の敗戦以来70年余り、平和に徹した日本の科学技術・産業・経済などの急速な発展は、技術革新とともに高度経済成長をもたらしました。しかし、その一方ではスクラップ・アンド・ビルド政策と国土の乱開発が進行し、多くの貴重な産業遺産が消滅していきました。その状況を憂慮した人々が全国的に結集し、1977(昭和52)年日本に産業考古学会が誕生しました。
 その名称は、1950年代イギリスに創設されたIndustrial Archaeology Societyに呼応して「産業考古学会」と名付けられました。日本でも諸外国でも産業遺産研究には共通性があり、その意味ではきわめて国際性をもつ学会のスタートでありました。  世界的に産業遺産をめぐる課題は重要になり、産業考古学はしだいに各国に波及していきました。その結果、今日では国際会議(国際産業遺産保存会議:TICCIH)が開かれるようになり、日本も重要なメンバーとして参加しています。
 日本の産業考古学会は既成の学会の慣習にとらわれることなく、あらゆる職業の人々・いろいろの分野(技術史、産業史、経済史、地理、歴史・・・など)の研究者・同好者を広く包含した「開かれた学会」として評価されてきました。そして全国的に多くの研究実績を重ねて活動しております。



産業考古学会(JIAS)への誘い

産業考古学会会長 伊東 孝
CEO

最初に数あるホームページの中から、わたしどもJIASのホームページを開いてくれたことに、感謝いたします。ここでは「産業考古学会」に対するわたしの想いを紹介しながら、あなたへの学会への誘いをしたいと思います。

1.「産業考古」「産業考古学」という用語に「?」

 「産業遺産」という言葉については、群馬県の富岡製糸場や、九州山口を中心とする近代日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されて、一般的には以前より通りがよくなったと思います。しかし「産業考古」「産業考古学」という言葉には、みなさん、まだなじみがないのではないでしょうか? かくいうわたしも多少抵抗がない訳ではありません。こんなことをいうと、理事をはじめとする会員のみなさんからひんしゅくを買いそうですが、本音のところではそうです。

2.疑問をもつことが、「学」に寄与

 なぜこのような物議をかもすようなことをいうのか? 実はわたし自身が、なぜ「産業考古学」という言葉に多少抵抗ないしは腑に落ちないところがあるのか、また「産業考古学」より「産業遺産学」という言葉の方が、いまでは通りがよいのでは?、そしてそれはなぜなのか? こういうことを考えること自体、「産業考古学」の発展に寄与すると考えるからです。

3.「産業遺産」概念は発展途上、これからもあたらしい産業遺産が生まれる

 都市計画(史)や土木史に関心をもってきたわたしにとって、「産業考古学」とは、簡単にいえば産業遺産の「発見」「保存」「利活用」に関する調査・研究と思っています。核心は、「産業遺産とは何ぞや?」という点にあります。「産業考古学概要」(前述)には、「産業遺跡、技術記念物など」とありますが、国際的には最近、有形なものはもちろんとして、無形なものや、「地域社会の生活を形づくり、また…社会全体や世界に大きな組織上の変化をもたらした…社会遺産や文化遺産を含む」としています。  ここでいいたいことは、わたしどものキー概念である「産業遺産」という言葉は、戦後生まれのあたらしい概念であり、国際的にもまた発展途上の概念であるということです。用語の概念、対象、扱い方からはじまり、モノ自体についてもまだまだあたらしい産業遺産や枠組みが提示できることがわかります。

4.現場・現地そして住民・市民の発想を重視

 このように書いてくると、みなさんは重箱の隅をつつくようなガチガチの凝り固まった学者・研究者の集まりと思うかも知れませんが、新安保闘争、住民運動、市民運動の時代を経験してきたわたしにとって、産業考古学会の設立趣旨に書かれた、次の言葉がいまでも忘れられないのです。 「産業記念物や遺跡の保存研究と運動を推進する」 数多くの学会があると思いますが、設立趣旨に保存運動を推進することを謳っている学会は、まずありません。わたしはこの一言にほれこんで、学会員になったようなものです。  本学会は、現場で起きている保存問題や保存運動にもちゃんと目をむけているのです(ないしはむけようとしています)。また素人や市民の発想にも目を向けていることがわかります。保存問題や保存運動が起きるのは、それらに対する保存措置などが制度化されていないから起きるのであって、研究的にはあたらしい課題なのです。社会的に定着させるには、時間がかかりますが。

5.まずは見学会や研究発表会をのぞきません?

 本学会は、以上のようなことを通常は研究発表会や見学会で、あるときは現場で、ワイワイガヤガヤ、カンカンガクガク、議論・討議・対話する場です。 あなたもまずは会員になるまえに、見学会や研究発表会に参加してみませんか?  明るいオタクが多い集まりでもあります。

役員(2015〜2017年度)

会長

    
伊東孝

理事長

   
横山悦生

理事

 総務 中川洋、粟野宏
 企画 吉田喜一、横山孝男、小西伸彦
 編集 小坂克信、清水憲一
 広報・WEB 市原猛志、中川洋
 組織 原田喬、大島登志彦
 国際 種田明、山田大隆
 財務 箭内克俊

監査

渡邉辰郎、北野芳子

顧問

金子六郎、黒岩俊郎、佐藤和雄、小山徹、川上顕治郎、玉川寛治

沿革

1977年2月12日 
創立総会・早稲田大学大隈講堂(東京都)、会長谷口吉郎
1978年4月1日 
第2回総会・東京農工大学繊維博物館(東京都小金井市)
1979年8月4日 
第3回総会・国立科学博物館(東京都)、会長山崎俊雄に交代
1980年7月5日 
第4回総会・東京大学生産技術研究所(東京都)
1981年4月19日 
第5回総会・国立科学博物館(東京都)
1981年8月26日 
1981年度全国大会・北海道開拓記念館(札幌市)
1982年4月18日 
第6回総会・東京農工大学繊維博物館(東京都小金井市)
1982年10月9日
1982年度全国大会・新潟大学商業短期大学(新潟市)
1983年4月17日
第7回総会・東京農工大学繊維博物館(東京都小金井市)
1983年8月27日
1983年度全国大会・大阪府立文化情報センター(大阪市)
1984年3月31日
第8回総会・玉川大学工学部(東京都町田市)
1984年8月28日
1984年度全国大会・横田町コミュニテイ・センター(島根県横田町)
1985年3月23日
第9回総会・東京工業大学(東京都)
1985年8月1日
1985年度全国大会・釜石市民文化会館(岩手県釜石市)
1986年5月31日
第10回総会・東京農工大学農学部(東京都府中市)
1986年11月24日
1986年度全国大会・刈谷市民会館(愛知県刈谷市)
1987年5月30日
第11回総会・早稲田大学(東京都)、会長内田星美に交代
1987年11月14日
1987年度全国大会・飯塚市歴史資料館(福岡県飯塚市)
1988年5月28日
第12回総会・関東学院大学(神奈川県横浜市)
1988年10月23日
1988年度全国大会・日立市郷土博物館(茨城県日立市)
1989年5月27日
第13回総会・専修大学神田校舎(東京都)、会長金子六郎に交代       
1989年8月27日
1989年度全国大会・北海道開拓記念館(札幌市)
1990年5月27日
第14回総会・たばこと塩の博物館(東京都)
1990年10月7日
1990年度全国大会・大阪府立大学(大阪府堺市)
1991年5月26日
第15回総会・国立科学博物館(東京都)
1991年10月19日
1991年度全国大会・みやぎ蔵王こけし館(宮城県蔵王町)
1992年5月30日
第16回総会・日本工業大学(埼玉県宮代町)
1992年11月8日
1992年度全国大会・広島県立歴史博物館(広島県福山市)
1993年5月29日
第17回総会・ 江戸東京博物館(東京都)、会長黒岩俊郎に交代
1993年11月14日
1993年度全国大会・大牟田文化会館(福岡県大牟田市)
1994年5月28日
第18回総会・ 上智大学(東京都)
1994年10月29日
1994年度全国大会・ 八戸プラザホテル(青森県八戸市)
1995年5月27日
第19回総会・千葉県立現代産業科学館(千葉県市川市)、会長前田清志に交代
1995年10月14日
1995年度全国大会・ ぎふ長良川ハイツ(岐阜県岐阜市)
1996年5月18日
第20回総会・関東学院大学(神奈川県横浜市)
1996年10月19日
1996年度全国大会・和鋼博物館(島根県安来市)
1997年5月10日
第21回総会・千葉県立関宿城博物館(千葉県関宿町)
1997年8月30日
1997年度全国大会・北海道開拓記念館(札幌市)
1998年5月9日
第22回総会・日本大学理工学部船橋校舎(千葉県関宿町)
1998年11月14日
1998年度全国大会・サンレイク草木(群馬県勢多郡東村)
1999年5月15日
第23回総会・ 自転車文化センター(東京都港区)、会長佐藤和雄に交代      
1999年11月13日
1999年度全国大会・流通経済大学(茨城県竜ヶ崎市)
2000年5月20日
第24回総会・ 東京都立航空高等専門学校(東京都荒川区)       
2000年11月25日
2000年度全国大会・長崎ウエスレヤン短期大学(長崎県諫早市)
2001年5月12日
第25回総会・東京大学山上会館(東京都文京区)、会長小山徹に交代      
2001年10月27日
2001年度全国大会・山形大学工学部(山形県米沢市)   
2002年5月17日
第26回総会・ 多摩美術大学八王子校舎(東京都八王子市)       
2002年11月16日
2002年度全国大会・静岡文化芸術大学(静岡県浜松市)
2003年5月10日
第27回総会・日本工業大学(埼玉県南埼玉郡宮代町)      
2003年10月26日
2003年度全国大会・キャンパスプラザ京都(京都市)
2004年5月15日
第28回総会・船の科学館(東京都品川区)
2004年11月11日
2004年度全国大会・加悦町・元気館(京都府与謝郡加悦町)
2005年5月15日
第29回総会・東京都立航空工業高等専門学校(東京都荒川区)、会長川上顕治カに交代
2006年5月28日
第30回総会・浦賀行政センター(神奈川県横須賀市)
2006年11月11日
2006年度全国大会・須坂市シルキーホール(長野県須坂市)
2007年5月12日
第31回総会・川崎産業振興会館(神奈川県川崎市)、会長玉川寛治に交代      
2007年11月10日
2007年度全国大会・九州国際大学(福岡県北九州市)
2008年5月11日
第32回総会・ 法政大学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)
2008年10月5日
2008年度全国大会・ 八幡平市田頭コミュニティセンター(岩手県八幡平市)
2009年5月16日
第33回総会・高崎経済大学(群馬県高崎市)      
2009年11月7日
2009年度全国大会・岡山県立津山高等学校(岡山県津山市)
2010年5月15日
第34回総会・日本大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)
2010年10月9日
2010年度全国大会・酪農学園大学(北海道江別市)
2011年5月21日
第35回総会・東京都立産業技術高等専門学校(東京都荒川区) 、会長伊東孝に交代
2011年11月19日
2011年度全国大会・熊本学園大学(熊本県熊本市)
2012年5月19日
第36回総会・日本大学駿河台校舎(東京都千代田区)
2012年10月7日
2012年度全国大会・新居浜ウイメンズプラザ(愛媛県新居浜市)
2012年5月11日
第37回総会・東京海洋大学越中島キャンパス(東京都港区)
2013年10月12日
2013年度全国大会・富山県民会館(富山県富山市)
2014年5月10日
第38回総会・千葉県立現代産業科学館(千葉県市川市)
2014年11月15日
2014年度全国大会・ 就実大学(岡山市中区)
2015年5月23日
第39回総会・東京農工大学科学博物館(東京都小金井市)
2015年10月24日
2015年度全国大会・柏崎市立図書館(新潟県柏崎市)
2016年5月21日
第40回総会・横浜みなと博物館日本丸訓練センター
2016年11月5日
2016年度全国大会・ 大手前大学さくら夙川キャンパス(兵庫県西宮市・予定)
そして歴史は続く、、

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FAX 03-3835-2476